Windows 10 MobileはモバイルOSとしての基本的な機能を備えているだけでなく、タッチパネル搭載のWindows 10パソコンに近い操作感で利用できるのが特徴だ。本連載ではWindows 10 MobileのTipsのほか、OSを取り巻く旬の話題などを紹介する。


■開発者とユーザーのコミュニティスペースとなる「フィードバック Hub」

Windows 10はサービシングモデルとして年に数回の大型アップデートを適用するCurrent Branchの他に、月に数回の更新を行うInsider Previewというモデルを用意してきた。参加者は意図しないバグの発生を回避しながら新機能を検証し、「フィードバック Hub」を通じて、Microsoftへ意見や要望を送っている。そのため「フィードバック Hub」はWindowsインサイダー専用アプリのように思われがちだが、Windows 10 Mobile バージョン1607を使っている一般の利用者も使用可能だ。

Windows 10 Mobileの初期設定で「フィードバック Hub」から新着情報などを閲覧できるが、Microsoftへ要望を送り、他のインサイダーと意見を交わし合うには、設定の変更が求められる。同機能を利用するには、「設定」アプリの[プライバシー]-[フィードバックと診断]画面から設定する[診断データと使用状況データ]の送信範囲として、[拡張]もしくは[完全]項目を選択しなければならない。

設定項目の差異は[フィードバックと診断の設定の詳細]をタップすると表示されるWebページでも確認できるが、[基本]項目で送信するデバイス情報やソフトウェア情報などに加えて、[拡張]はWindows 10 Mobileの使用状況に関するデータを収集。[完全]はシステムやアプリがクラッシュした際のメモリーダンプなどが含まれる。

Microsoftは設定を変更する理由を記載していないが、利用者も想定できない部分に潜むバグをあぶり出すため、動作環境情報などが幅広く必要になるからだろう。このように「フィードバック Hub」を利用するには、プライバシー設定の変更が必要になることを、あらかじめ承知してほしい。

「フィードバック Hub」では、他のインサイダーが投稿した意見に対する投票([そのコメントに一票]をタップする)やコメントの追加、自身の意見や要望を投稿できる。自身の環境で発生している問題をテキストボックスから検索し、自身の環境でも発生しているバグに関する投稿があれば投票、同類の投稿がない場合は意見を投稿可能。Microsoftの開発チームが投稿を読んで、場合によってはコメントが返ってくることも。以前、日本マイクロソフトの関係者にこの辺りの話を伺ったところ、『厳しい意見には心が折れることもある』と吐露していたので、適切かつわかりやすい意見を投稿するように心掛けてほしい。